組織人としてのスキルもシステムエンジニアの評価を上げるためには重要です。

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システムエンジニアの評価とは

システムエンジニアの評価とは

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好印象で継続的な関係を築く

世の中に職業は数限りなくありますが、そのどれにも競争がつき物です。そこで他との差別化を図るために、様々な工夫を凝らすのです。これは個人間の競争にも当てはまるのであり、例えばクライアントやチームの仲間に対する接し方を工夫することで可能です。例えばシステムエンジニアという仕事に、専門的な技術や知識は不可欠です。しかし第一線で活躍するシステムエンジニアであれば、クライアントにとって誰でも良いのか、というと必ずしもそうではありません。人対人の関係において印象は大切であり、第一印象で継続的な関係をその後も築くことが出来るかどうかが決まることもあるのです。
クライアントが昨今のIT投資において望むものは、その企業内の事情やビジネス環境などを反映して、実に様々です。そのため全く考慮の余地なく不可能な期待にまで応える必要はありませんし、相手の要望其のままを受け入れる必要もありません。しかし断るにせよ応じるにせよ、クライアントが納得する形で説明することは大切です。クライアントが多くの場合、システムエンジニアから見て素人も同然であったとしても、クライアントの理解を求める姿勢を示すことで、クライアントが受ける印象は変わります。一昔前とは異なり、医者などの専門家の説明責任がしきりに強調されるようになりましたが、ビジネスの現場であっても同じです。
相手に好印象を残すためにも、真摯にクライアントの要望に向き合うことが、信頼関係を生むのです。ただしどうしても断らなければならない場合には、議論の余地なく早めに「No」と伝えることは大切です。

答えは「No」か「Yes」か「Yes,but」

クライアントの要望が難しくても、もっと突っ込んだ話をすればどこかに解決の糸口が見つかるかもしれないと感じる時に、あっさり「No」と答えるよりも、「Yes,but」と答えることができれば、相手の反応は違います。あくまでクライアントの要望をすべて聞き入れるわけではないにせよ、最初に「Yes」と答えることで、クライアントとの交渉の余地が生まれます。そして自分から、このような形であれば期待に添うことが出来るという、提案をするのです。そのためには相手の要望の中でも一番はどれか、そしてそれを叶えるためにはどのような方法があるのか、またそれを実現するために必要なコストや時間はどれほどか、といった様々な点を総合的に判断できなければなりません。クライアントによってはどうしても外せない点さえ守ることが出来るのであれば、その他についてはある程度融通が利くという場合もあります。
こちらからの提案次第では、クライアントにとってもはっきりしていなかった要望がはっきりして、より好ましい解決法を共に探すことが出来ることもあるのです。

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